前頭前野

前頭前野(ぜんとうぜんや)

人間と動物の脳を比べたときに、多く違うのは、おでこ(漢字は「額」、「お」+「でこ」:「お」は接頭語、「でこ」:凸凹」の「凸」)の後ろにある「前頭葉」の中の「前頭前野」(ぜんとうぜんや)と呼ばれる場所です。

前頭前野は記憶や学習などをコントロールし、いろんなことを考えたり判断したりするときに働きます。前頭前野は、創造性や感情のコントロールなどでも重要な働きをしています。新しいものを作り出したり、発想を豊かにしたりするためにも、前頭前野が働きます。また、前頭前野のはたらきが悪いと、怒りやイライラをおさえることがむずかしくなると言われています。

画像:http://onepercentwater.com/brain.hiro/category9/entry96.html

前頭葉を鍛える方法
◆音読をする。
◆積極的に細かな作業(掃除など)や慣れていない(面倒な)作業をあえてする。
◆新しいことに挑戦する(計画を立て、実行する)。
◆ジョギング(有酸素運動)や瞑想をする(30分程度)。
◆やめたいと思っていることを止める。

昔の人はよく言いました。「額に汗して働け」と。これは前頭前野にいいことなんですネ。

認知症の学習療法(朝日新聞朝刊/2014年03月15日)
文章を音読したり、簡単な足し算や数字並べをしたりするのを通して認知症の改善を目指す非薬物療法の一つ。脳トレーニングで知られる東北大の川島隆太教授が01年に提案し、介護施設や大学、公文教育研究会などと共同で開発した。感情や理性、記憶をつかさどる脳内の前頭前野を刺激することで、認知機能やコミュニケーション能力、自立機能などの改善につながるとされるが、改善の程度には個人差がある。施設にもよるが、基本的に参加者は月額2千円程度を負担。くもん学習療法センターによると、国内で1579施設が導入し、約1万2千人が参加する(2014年1月現在)。

今こそ、ゼルバベルよ、勇気を出せと/主は言われる。大祭司ヨツァダクの子ヨシュアよ、勇気を出せ。国の民は皆、勇気を出せ、と主は言われる。働け、わたしはお前たちと共にいると/万軍の主は言われる。(ハガイ書2章4節)