聖書の学び(聖書研究)

書(キリスト教)の学び(聖書研究)

聖書には、「旧約聖書」と「新約聖書」があります。

旧約聖書は大小39の書から構成されています。そのほぼ半分は古代イスラエルの先祖たちの物語や王国の歴史記述であり、それに預言者たちの言葉やイスラエルの民が詠った詩歌が、さらに短編小説を思わせる物語や人生を省察した作品などが加わっています。

また、新約聖書はキリスト教会内で成立した書物でした。そこには、イエス・キリストの言行を伝える福音書、初代キリスト教の宣教(伝道)の記録、キリスト教をローマ世界に伝えたパウロの書簡など、キリスト教が確立していく過程で記された27の書物が収められています。

旧約聖書が現在のような形にまとめ上げられたのは紀元前2世紀です。旧約聖書はキリスト教より前に、ユダヤ教徒の聖書として成立しました。しかも、その大半が記された時期はそれより幾世紀もさかのぼります。それらは、ユダヤ教が確立する以前に、古代イスラエルの民によって、書き残された(口伝を含む)書物でした。ユダヤ教はこれを基礎にして成立しました。ですから、ユダヤ教徒にとっては、今でも旧約聖書だけが聖書です。彼らはこれを「ミクラー(Miqra)」あるいは「タナハ(Tanakh、TaNaKh)」と呼びます。ミクラーとは「朗読すべきもの」という意味があります。また、タナハは、旧約聖書をトーラー(Torah:律法)、ネビイーム(Nevi’im:預言者たち)、ケトゥビーム(Ketubim:諸書)という3つの部分に区分し、それぞれの頭文字を並べてこれに補助母音を付けた名称です。

ユダヤ教の聖書がなぜキリスト教の聖書とされたのか
イエス・キリストも彼の弟子たちもユダヤ人として旧約聖書に通じていましたが、十字架にかけられたイエスをメシア(=キリスト)と信じた弟子たちは、次第にユダヤ教からたもとを分かっていきましたが、ユダヤ教の聖書は受容しました。その理由は、メシアを待望する預言(→メシア預言)をはじめ、旧約聖書に記された内容の数々はイエス・キリストにおいて成就した、と彼らが信じたことにありました。そして、後に成立した新約聖書と区別して、これを旧約聖書と呼ぶようになりました。

ユダヤ教の聖書がキリスト教に受容されることにより、旧約聖書に伝わる思想の多くもキリスト教へと引き継がれました。唯一神観、自然観、歴史観、人間観など、キリスト教思想の多くは旧約聖書にさかのぼります。また、ユダヤ教やキリスト教を介して、旧約聖書の物語や思想はイスラム教にも受け継がれました。初期のイスラム教徒が自分たちを創世記に記されるアブラハム(アブラム)の子孫と理解したことなどは、その一例です。

旧約聖書を残したイスラエルの民は、紀元前1200年前後にパレスチナ(地中海東岸の歴史的シリア南部の地域的名称で、パレスチナにはペリシテ人が住んでおり、パレスチナという言葉はペリシテという言葉がなまったものと考えられている)に定住した弱小の一民族でした。紀元前1000年頃に王国に移行した後も、彼らは弱小の民であるがゆえに、南のエジプトと東のメソポタミアに興ったアッシリアやバビロニアといった大国のはざまで翻弄され続けました。国を失ってバビロン捕囚(新バビロニアの王ネブカドネザル2世により、ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンをはじめとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され、移住させられた)となったのは紀元前6世紀初めですが、捕囚から帰還した紀元前6世紀後半からは、ペルシア帝国の一属州になり、ペルシア滅亡後には、エジプトのプトレマイオス朝の、またシリアのセレウコス朝支配下に組み込まれました。

旧約聖書に記された最も新しい時代は、マカベア戦争と呼ぶ、ユダヤの民がセレウコス朝からの独立戦争に蜂起した紀元前2世紀前半(紀元前166年~紀元前142年)です。その後、独自の王政が敷かれた時期もありますが、紀元後70年、反ローマ独立戦争に敗れたユダヤの民は故地を失い、世界に散在する民(ディアスポラ)となるのです。

古代イスラエルのこのような歴史の中で、旧約聖書は書き記されました。そして、それが、ユダヤ教成立の基礎となり、キリスト教誕生の土壌となり、イスラム教にまで浸透しました。当時の古代オリエントの強大国に翻弄され続けた弱小の民が残した旧約聖書は、こうして、その後の宗教の歴史に計り知れない影響を及ぼすことになりました。

旧約聖書の原文は、古代イスラエルの民が日常的に用いていたヘブライ語(一部はアラム語)で記されています。これを今日に伝えたのはユダヤ教の学者たちでした。それに対して、ローマ世界からヨーロッパ全域に広まったキリスト教は、ながらく、紀元前2世紀に訳されたギリシア語訳旧約聖書を、さらにはラテン語訳旧約聖書を重んじてきました。そこにはヘブライ語聖書にはない書物がいくつも加えられました。それらは日本語で「旧約聖書続編」と呼ばれますが、キリスト教の教派によって、その位置づけは異なります。例えば、カトリック教会はこれを旧約聖書に含めますが、プロテスタント諸派は聖書に含めていません。

参考:物語としての旧約聖書(上)月本昭男 著

001 聖書 Bible
002 聖書の分類等
003 「旧約」の神と「新約」の神
004 聖書は写本で伝えられた
005 民衆の聖書となる現代語への翻訳
006 士 師
007 契 約
008 ダビデ
009 ダビデの逃避行
010 旧約聖書に預言されたキリスト

*** 信仰の父と呼ばれるアブラハム Abraham(=アブラム)について、聖書はどのように記しているか、すべてを確認してみましょう。→ アブラム・アブラハム

㊟001~:すべてのページ数はつながっていません。
㊟当該資料は、あくまでもキリスト(聖書)を学んでいる個人が聖書を学ぶ上で作成したもので、掲載されている図等の出所(出典)箇所の記載がない場合があります。

創世記(約85700文字)に出現する単語の中から・・・特徴的な単語を選び出し、図示しています。単語の大きさはどれだけ特徴的であるかを表しており、色は品詞を表しています。


上記データは、AI「テキストマイニング」という方法で分析したものです。これは、文章を単語や文節、あるいは形態素といわれる品詞など「言語上、意味のある最小単位」で区切ることで、出現頻度、語句の相関関係など、隠れた情報や有用な知見を探し出す(mining:採掘)解析方法のことです。テキストマイニングツールをすることによって大量のテキストを数値で可視化することが可能になります。
なお、上記データは、下記のソフトおよびシステムにより、作成しています。
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かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。(ローマの信徒への手紙15章04節)

◆暗唱聖句:創世記

◆聖書人物:アダム

神は最初の人間アダム(=人、土=アダマ:ヘブライ語)を土の塵(ちり)から神にかたどって(→象って、模って)造り、神が造られたエデン(=歓喜、ヘブライ語)の園を耕し守るために置かれた。神はエデンの園でアダムを眠らせ、そのあばら骨から女(エバ:命=すべて命あるものの母:創世記3:20、イブはエバの英語読み)を造られた。

エデンの園には、命の木と善悪の知識の木が生えており、二人は神から善悪の知識の木以外であれば、どの木の実を食べてもよいと告げられていた。ところが、蛇(→神に従わないように誘惑する世の悪、サタン)の誘惑により、アダムとエバは善悪の知識の木の実を食べてしまう(→原罪、神が食べないように命じた木の実を食べたとき、人間は善悪を知っただけではなく、初めて罪悪感と恥の激しい痛みを感じた)。

アダムが神の命令に従わなかったため、神はアダムとその子孫を呪い、肉体労働を課せられた。

また、アダムとエバは、命の木の実を食べなかった。命の木の実を食べることは、永遠に生きることで、この木の近くにいることは、神のご臨在の近くにいることであった。しかし、アダムとエバは神からエデンの園を追放され、命の木から離れさせられたことで、神と人間との関係が壊れ、神とともに永遠に生きられなくなってしまった。これにより、人間には塵(→土)に帰る死が運命づけられたのである。


アダムの創造(1511年頃 作:ミケランジェロ、システィーナ礼拝堂天井)

参考:呪う
「呪う」という言葉は「祝詞(のりと)」と語源的には同じとされる。ひざまずく人の象形は、上に立って弟妹の世話をやく人、「兄」の意味を表す。「祝」に通じ(「祝」と同じ意味)、「祈る」を意味する。

英語では、「curse」が使われるが、呪うという意味より、宗教的な言葉としては、「破門」という意味がある。
出典(図):https://okjiten.jp/index.html

011 イエス時代の背景
012 イエス・キリストは何者(どういう人)か
013 イエスの時代の「ユダヤ教の四学派」
014 イエスの母と兄弟
015 JJとSDG
016 エルサレム会議
017 黙示録7つの教会
018 パウロ
019 ディアドコイの争い
020 パウロ書簡

*** 聖書に記された「地震」の記述:地震

*** 聖書に記された「主の日」の記述:主の日

*** 聖書に記された「一つに/一致」の記述:一つに/一致

過越祭・除酵祭・キリストの磔刑
出エジプト(約65700文字):AIによる解析
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◆暗唱聖句:出エジプト記
レビ記(約45900文字):AIによる解析
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◆暗唱聖句:レビ記
民数記(約66200文字):AIによる解析
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◆暗唱聖句:ありません。
◆重要聖句:天から
申命記(約56700文字):AIによる解析
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◆暗唱聖句:申命記
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◆暗唱聖句:ヨシュア記
士師記(約40000文字):AIによる解析
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ルツ記(約6100文字):AIによる解析
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サムエル記上(約53000文字):AIによる解析
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◆暗唱聖句:サムエル記上
サムエル記下(約43000文字):AIによる解析
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列王記上(約51100文字):AIによる解析
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列王記下(約48900文字):AIによる解析
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歴代誌上(約44300文字):AIによる解析

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◆暗唱聖句:歴代誌上
歴代誌下(約52500文字):AIによる解析

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エズラ記(約15200文字):AIによる解析

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ネヘミア記(約22000文字):AIによる解析

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エステル記(約11500文字):AIによる解析

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ヨブ記(約38600文字):AIによる解析

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詩編(約98000文字):AIによる解析

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◆暗唱聖句:詩編
箴言(約29700文字):AIによる解析

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コレヘトの言葉(約10400文字):AIによる解析

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雅歌(約5700文字):AIによる解析

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イザヤ書(約75800文字):AIによる解析

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エレミヤ書(約87100文字):AIによる解析

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哀歌(約7000文字):AIによる解析

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エゼキエル書(約799000文字):AIによる解析

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ダニエル書(約22400文字):AIによる解析

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ホセア書(約11200文字):AIによる解析

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ヨエル書(約3900文字):AIによる解析

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2018.11.18現在