聖書にある「罪」に関連する三つの言葉

▶ハーター(ハッタート)
「罪」と訳され、「的を外す」(神様から離れた人間の状態)という意味があります。
この言葉は、神から与えられた啓示に反した事実だけを強調する時によく使われます。
→「罪」は、聖書に1248回、1033聖句(旧約:875/726、新約:373/307)に登場します。

▶アヴォーン(アウォン)
「咎」または「不義」と訳されます。この言葉の特徴は、神の期待を満たさなかったことだけではなく、それによって与えられる責任を強調します。人間的な弱さのゆえに神との契約を破ることがあったとしても、その罪に対する責任が問われます。
→「咎」(とが)は、旧約聖書のみに41回、38聖句に登場します。
→「不義」は、聖書に34回、31聖句(旧約:6/6、新約:28/25)に登場します。

▶パーシャ(ペシャ)
「背き、背信の罪」と訳されます。これは、神に対する冒涜の罪を表す言葉で、神の御心に反していることを十分わきまえた上で犯す罪を指します。この言葉の語源には、「壊す」という意味があり、この類いの罪を犯すときは、その行いが相手との関係を破壊することを指します。
→「背き」は、旧約聖書のみに77回、75聖句に登場します。