129 群衆への教え(3)
ルカによる福音書13:10~21

安息日に、腰の曲がった婦人をいやす(ルカによる福音書13:10~17)

10安息日に、イエスは(教会の責任者である会堂長から依頼されて)ある会堂教えておられた
→安息日は、週の七日目(土曜日)で、神が天地創造の後に休んだ日である(出エジプト記20:8~10)。
→会堂(=シナゴーグsynagogue)は、ユダヤ教の公的な祈禱・礼拝の会堂。ギリシア語で「集会」を意味する「シュナゴーゲ」に由来する。BC587/586年のユダ王国滅亡後のバビロン捕囚時代に、焼失したエルサレム神殿(第一神殿)に代わり、祈りやモーセ五書を読み学ぶ場所となった。
→第一神殿(ソロモン神殿)
BC1000年頃、イスラエルの二代目の王ダビデ(在位:BC 1010~970頃)が建設を計画し、その息子のソロモン王(在位:BC970~BC931頃)によってエルサレムに建設された神殿(ソロモンがイスラエルを支配してから4年目に建設を始め7年後に完成した)。BC587/586年、バビロン(バビロニア軍)のネブカドネツァル二世がエルサレムを占領(エルサレム攻囲戦)、ユダヤ人はバビロンに捕囚となり、神殿も破壊された。