いなご豆
ルカによる福音書15:16(「放蕩息子」のたとえの一聖句)
彼は豚の食べるいなご豆podsを食べてでも腹を満たしたかったが、
食べ物をくれる人はだれもいなかった。
いなご豆(蝗豆)は、地中海地方(パレスチナ)原産のマメ科ジャケツイバラ亜科の常緑高木です。
熟れたいなご豆のさやからは、栄養価の高い蜜のような液が採れる。
いなご豆は、今でも家畜の飼料に使用される他、人々の栄養源でもある。
聖書に、いなご豆の記述は上記ルカ書の一か所にしか登場しない。
宝石(=お守り、病気治癒、権力の象徴)のダイヤモンドの大きさはカラットで表示されますが、それはダイヤモンドの重さを示す単位で、一般的には1ct(カラット)=いなご豆の一粒平均の重さ0.2g(1907年、国際度量衡総会)が使われる。
カラットの語源は、古代インドの時代に、宝石を測るときに、重さがほぼ均一で1粒が約 0.2g の黒色のいなご豆が使われていました。ギリシア語で「いなご豆」をケラチオン(キャラテイオン、keration:豆のさや)と言い、いなご豆1個=1カラットとなりました。