聖書に登場するヘブライ語とアラム語(語彙)

❶インマヌエル(マタイ1:23)=ヘブライ語(イスラエル民族、ヘブライ人が母語とした言語)
=インマヌ(Immanu:われらとともにいる)+ エル(El:神)
→それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ(イザヤ書7:14)。

❷エリ、エリ、レマ、サバクタニ(マタイ27:46)=エリ:ヘブライ語、レマ、サバクタニ:アラム語(ペルシア帝国の外交上の共通言語)=エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ(マルコ15:34)
わたしの神よ、わたしの神よ/なぜわたしをお見捨てになるのか。なぜわたしを遠く離れ、救おうとせず/呻きも言葉も聞いてくださらないのか(詩編22:2)。

❸タリタ、クム(マルコ5:41)=アラム語

❹エッファタ(マルコ7:34)=アラム語

❺ラボニ(ヨハネ20:16、私の先生)=ヘブライ語

※「主の祈り」も元はアラム語であったと言われている。

【参考】 イエス
イエスース:ギリシア語=ヨシュア(イェシュア):ヘブライ語=主は救う

【参考】 アラム語が登場する聖句(アラム語という語彙が含まれる聖句)
※ダニエル書の2章4b節から7章まではアラム語で記されている。

【参考】 ヘブライ語が登場する聖句(ヘブライ語という語彙が含まれる聖句、ヨハネ20:16は上記聖句と重複)