聖霊から御言葉を語ることを禁じられる
使徒言行録16:6~10
さて、彼らはアジア州で御言葉を語ることを聖霊から禁じられたので、フリギア・ガラテヤ地方を通って行った。ミシア地方の近くまで行き、ビティニア州に入ろうとしたが、イエスの霊がそれを許さなかった。それで、ミシア地方を通ってトロアスに下った。その夜、パウロは幻を見た。その中で一人のマケドニア人が立って、「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」と言ってパウロに願った。パウロがこの幻を見たとき、わたしたちはすぐにマケドニアへ向けて出発することにした。マケドニア人に福音を告げ知らせるために、神がわたしたちを召されているのだと、確信するに至ったからである。。
※聖書にある「聖霊」(PDF版)
【参考】 秘密に/秘め
※ダニエル書8:26、12:4は、ガブリエルがダニエルに、黙示録では天使がヨハネに語っている。
【参考】 本当にたいせつなものは内に隠されている
蓮如が書き写した鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書である「歎異抄」(親鸞に師事した唯円の著)の写本(現存する最古のもの)の奥書に次のように記されています。
「無宿善(むしゅくぜん)の機(き)においては、左右(そう)なく、これを許すべからざるものなり」。
→これは、みだりに浄土真宗のことをよくわかっていない人にこの書物を気やすくみせてはいけない、という意味です。それを忠実に守った蓮如は、世の中から「歎異抄」を隠した、一般の門徒の目から「歎異抄」を遠ざけた、と多くの人たちが誤解をされました。
法然の「選択本願念仏集」(選択集)にも、「壁の底に埋(うず)みて、窓の前に遺(のこ)すことなかれ」と最後に書かれています。壁の中に塗り込めて、他の人に見せないでください、という意味の言葉です。
→これも、浄土宗を誤解して仏道から外れるような人を出さないためでした。