003 洗礼者ヨハネと神の子(ヨハネによる福音書1:6~13)
▶ヨハネによる福音書1:6
神から遣わされた一人の人がいた。その名は(洗礼者)ヨハネである。
代理人Agentヨハネの役割
❶洗礼者ヨハネは、神から派遣された。
❷洗礼者ヨハネは、ロゴスの代理人としての使命が与えられていた。
▶ヨハネによる福音書1:7
彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。
He came as a witness to testify concerning that light, so that through him all might believe.
→ヨハネの使命は、光について「証し人」になることである。
John the Baptist < John the Witness(証人、目撃者、連署人)
▶ヨハネによる福音書1:8
彼は光ではなく、光について証しをするために来た。その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。
▶ヨハネによる福音書1:10~11
言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。
言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。
→世:コスモス(ギリシア語) 神によって整えられた被造の世界
ヨハネは、「世」を、❶「人間が住む地上の世界」と、❷「人間」の両方を指している。
▶ヨハネによる福音書1:12~13(救いの方法)
しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格(→エクスーシア〈ギリシア語〉:力、特権、資格)を与えた。
この人々は、⓵血によってではなく、⓶肉の欲によってではなく、⓷人の欲によってでもなく、★神によって生まれたのである。