白い石(出エジプト記28:30)

神の幕屋で仕える大祭司の胸当てには12の宝石がはめ込まれていた(出エジプト記28:1~30、39:1~31)。そして、大祭司が聖所に入る時につける胸当て(裁きの胸当て)には、「ウリム」と「トンミム」を入れた(出エジプト記28:30)。「ウリム」(白い石)には、神に裁かれる人々の名前が記してあり、その名前は大祭司しか知ることができなかった。

→出エジプト記28:30(レビ記8:8)
裁きの胸当てにはウリムとトンミムを入れる。それらは、(大祭司)アロンが主の御前に出るときに、その胸に帯びる。アロンはこうして、イスラエルの人々の裁きを、主の御前に常に胸に帯びるのである。

※ウリムとトンミム(U・rim and Thum・mim):ヘブライ語の意味は「光と完全」すなわち「真理の光」の意。木、石あるいは金属で出来ており、神の託宣(お告げ)を受けるための道具であった。

白い石(出エジプト記28:30)