青少年にとって屋外生活の利益
煩わしい心配を捨てて、若者たちの道徳を堕落させる影響力がさほど強くない田舎へ退くのは非常に有益なことである。田舎においても、当惑や煩わしい心配ごとから完全に逃れることはできないが、そこでは多くの悪を避けることができ、小さな子供達の心を征服し、脅かすような誘惑の洪水にたいして戸を閉ざすことができる。彼らには労働と変化が必要である。家庭での無変化や単調さが、彼らを不安で落ち着かなくさせる。このようにして、町の邪悪な子供達と付き合う習慣に陥り、街の教育を受けることになるのである。田舎に住むことは、彼らにとって大変有益なことである。活動的な屋外での生活は、心と体の健康を発達させる。彼らに楽しみと有益な労働の両方を見い出すことのできる菜園を持たせるべきである。野菜や花を栽培させることは、嗜好(しこう)と判断力を向上させ、有益で美しい神の被造物との交わりは万物の主を指し示し、心に上品で高貴な影響をおよぼすであろう。―教会への証4巻p136、1876年
*****************「田舎の生活」 E・G・ホワイトより (つづく)
ルカによる福音書21:21
そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ち退きなさい。田舎にいる人々は都に入ってはならない。