112 生まれつきの盲人をいやす(1)
ヨハネによる福音書9:1~12

・・・・・仮庵祭の7日目のこと(十字架にかかる前の年、半年前の仮庵祭)・・・

01さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。
→使徒言行録3:2
すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれて来た。
神殿の境内に入る人に施しを乞う(ことを行いやすい)ため、
毎日「美しい門」(左図婦人の庭前の黄色矢印)という神殿の門のそばに置いてもらっていたのである。
→美しい門=口語訳:美(うつく)しの門

02弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」
→当時、ユダヤ人たちは、盲目の人は本人や両親の罪のために神に罰せられていると信じられていた。

03イエスはお答えになった。

「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。
04わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうち(→公生涯の期間中)に行わねばならない。だれも働くことのできない(→十字架の死)が来る
05わたしは、世にいる間、世の光である。」
→(リビング・バイブル)「いや、そのどちらでもありません。ただ神の力が現されるためです。わたしたちは、わたしをお遣わしになった方に命じられた仕事を、急いでやり遂げなければなりません。もうすぐ夜が来ます。そうしたら、もう仕事はできないのですから。しかし、まだこの世にわたしがいる間は、わたしが光となります。」