クリスマス（12月25日）の前夜として認識されることが多いChristmas Eveですが、ここでのEveはevening（夕方）の古語であるevenが短くなった語です。つまりChristmas Eveとは「クリスマス当日の夜」というのが本当の意味です。

キリスト教（ルーツはユダヤ教）のユダヤ暦（Hebrew calendar/Jewish calendar）の考え方では、日没を境に新しい日となります。

つまり12月24日の日没から、新しい日（12月25日）になるわけです。「Christmas Eve」は現代暦では「12月24日の夜」ですが、ユダヤ暦（教会暦）では、12月25日になっていて、それは「Christmas当日の夜」ということです。

つまり、現代暦の12月24日の日没後からクリスマスは始まっているのです。もちろん、eveには前夜という意味もあります（こちらの意味の方が一般的ですが）。「大晦日」をNew Year’s Eveということからも分かると思います。