ふるい

見よ、わたしは命令を下し/イスラエルの家を諸国民の間でふるいにかける。ふるいにかけても/小石ひとつ地に落ちないように(アモス書9:9)。

一般に、「ふるい(篩)」は、良いものだけを選び出す道具です。細かい目の篩(→目の粗いものを籭[とおし]という)は、ちりや砂を落として、実だけが残ります。しかし、ここでは、神に忠実であった者は「ふるい」を通って惨事を免れるが、不忠実な者は捕らえられて殺され、あるいは諸国に散らされることになる。
→リビング・バイブル:わたしが命じたとおり、穀物をふるいにかけるように、本物の穀粒はなくさないように、イスラエルを他の国々にふるわせる。
→聖書協会共同訳:見よ、私は命令を下し/すべての国民の間でイスラエルの家を/ふるいにかけるように振るう。/小石一つも地に落ちることはない。

私たちは、 「試練」(コロナで礼拝が出来ないことなども含まれる)がやってきた時、「歩むべき道が狭すぎる」「なぜ、神は助けてくださらないのか」と背教が起こり、信仰から離れてしまわないように注意しなければならない。
私たちは真理を聞くだけでなく、真理に従って実践すること、つまりイエス・キリストが教えておられる(ヨハネによる福音書6章)ように、「命のパン」を食べ、実際にみ言葉を自ら経験していくことが大切です。