069 「種を蒔く人」のたとえ/たとえを用いて話す理由/「種を蒔く人」のたとえの説明
マルコによる福音書4:1~20、マタイによる福音書13:1~23、ルカによる福音書8:4~15

「種を蒔く人」のたとえ(マルコによる福音書4:1~9)
01イエスは、再び湖のほとりで教え始められた。おびただしい(=夥しい:ものすごい、甚だしい)群衆が、そばに集まって来た。そこで、イエスは舟に乗って腰を下ろし、湖の上におられたが、群衆は皆、湖畔にいた(→回復訳:群衆はみな陸にいて、海のほうを向いていた)。

02イエスはたとえ(→初めて「たとえ」という言葉が登場する)でいろいろと教えられ、その中で次のように言われた。

03「よく聞きなさい。種(→御言葉、福音)を蒔く人(→イエス)が種蒔き(→神の福音を宣べ伝えるため)に出て行った。
→イエスは、ご自身を命の種として、人々の心の中にまきに来られた神の御子でした(イエスの福音の奉仕は、人々の中に神聖な命の種をまくことでした)。

04蒔いている間に、ある種は❶道端に落ち、(→サタン、敵対者、悪霊)が来て食べてしまった
→道端:福音を聞いても信じない、自分には無関係であると考える不信仰な人たち