セム語派(セム語族)

セム語派(セム語族)は、言語学において、アラビア半島を中心とする西アジア(≒中東)および北アフリカに分布するアフロ・アジア語族Afro-Asiatic(かつては、「セム=ハム語族」または「ハム=セム語族」とも呼ばれた。→「セム語派」に対して、エジプトや北アフリカの言語を「ハム語派」と呼んだが、その存在は否定されている。)に属する言語グループである。

セム語という名称は、18世紀ドイツの歴史学者アウグスト・シュレーツァーによって、トーラーに記述されているノアの息子の「セム」にちなんで名づけられた(→創世記5:32他)。