神の愛 agápē

聖書(新共同訳)に「愛」という言葉は、全部で645個出てきます。
その中で、「神の愛(アガペー)」は13箇所、出てきます。

キリスト教の最大のテーマである「愛」は、「アガペー(神の人間に対する「愛」)」です。

「神は愛です」(ヨハネの手紙一 4章8節 後半)
神の本質は愛であり、特にイエス・キリストを通して愛が示されました。

聖書では、愛とは神様の本質であり、見返りを求めずに無償で相手に尽くすものであり、忍耐、謙遜、信仰を伴うものであることが明確に記されています。

ギリシア語には「愛」を表現する言葉が次の四種類あります。

・アガペー :真の愛、無条件の愛(古代ギリシアではあるものを他よりも優遇する愛)

・ストルゲー:家族愛、親子愛

・フィリア :隣人愛、連帯感の愛(古代ギリシアでは友人の友人に対する愛)

・エロース :性 愛、本能・肉体的な愛(古代ギリシアでは自己を充実させる愛)