神の名

聖書でイスラエルの神は様々な名前で呼ばれている。神を意味する最も一般的な普通名詞は「エロヒーム」である。イスラエルの神を指すときは通常、「神」と単数で訳され、それ以外の民族の神を指す場合は「神々」と複数形で訳されることが多い。「エロヒーム」はセム系言語で神にあたる「エル」と関係する。この「エル」は他の言葉と組み合わされて、❶「エル・エルヨン」(いと高き神)、❷「エル・ロイ」(わたしを顧みられる神)、❸「エル・シャッダイ」(全能の神)、❹「エル・オーラム」(永遠の神)、❺「イスラエル」(神と闘う)、❻「エル・エロヘ・イスラエル」(神はイスラエルの神)、❼「エル・ベリト」(契約の神=バアル・ベリト〈契約の主〉)などがある。