土(アダマ)

土(アダマ)

主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。(創世記2章7節)

植物が育ちやすい土の条件は、水はけや水持ちが良く、通気性・保肥性にも優れていることです。

土の粒子と粒子の間にすき間があり、適度に空気を含んでいる「団粒構造」と呼ばれる状態が理想的です。

・小石や雑草を取り除く。
・約30cmを目安に、土を掘り起こす。
・土質(原土-げんど)を確認し、必要に応じて土壌の性質を改良する「客土」(土壌を改良するために他から性質の異なる土を運んで混入すること)を行なう。
・土を十分に混ぜ合わせる(天地返し)。

土壌改良用土
腐葉土、パーライト、バーミキュライト、ピートモス、燻炭・・・

植物を元気に育てる良い根を作るには、「根の呼吸を良くする」「水もちと水はけを良くする」ことが大切です。排水性が良く、保水性が良いという、相反する効果を得ることで、以下の図の様に団粒内に水が保持され、団粒外に大きな隙間から水が抜け、通気性が高まります。

土に酸素が不足すると、根が呼吸できず、養水分吸収能を低下させますので、まずは、土を団粒させることがポイントです。

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