出エジプトの時期

【見解1】 後期説(BC1200年代)

出エジプト記1:11
エジプト人はそこで、イスラエルの人々の上に強制労働の監督を置き、重労働を課して虐待した。イスラエルの人々はファラオ(エジプト王の称号、「大きな家」の意)の物資貯蔵の町、ピトムとラメセスを建設した。

ラメセスRameses=ペル・ラメセス(ラメセス市/ラメセスの家)
エジプト新王国第19王朝第3代のファラオ、ラムセス2世(Ramesses II、BC1314頃生~1224年、またはBC1302頃生~1212年、在位:BC1290~1224年、またはBC1279~1213/1212年)が、シリアで勢力を拡張するヒッタイト(BC15世紀頃アナトリア半島に王国を築いた民族)に対抗するために、エジプト第2中間期(BC1782頃~1570頃)、古代エジプトに登場した人々ヒクソスが拠点を置いたエジプト東部の都市アヴァリスを元に、ペル・ラムセス(ラムセス市)を建設し、アジア方面への遠征のための軍事拠点とした。

【見解2】 早期説(BC1400年代)

列王記上6:1
ソロモン王が主の神殿の建築に着手したのは、❶イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、ソロモンが❷イスラエルの王になってから四年目のジウの月、すなわち第二の月であった。

ソロモン(在位:BC971/970/967/961~931/928/922頃→諸説)→ソロモンの在位(諸説)から、4年目(=BC967~957)から遡ること480年前は、BC1447~1437年。