日本を取り巻く自然のパワー

日本を取り巻く自然のパワー

6434人が亡くなり、負傷者は4万人以上、約64万棟の住宅が全半壊するなどの甚大な被害が出た「阪神・淡路大震災」から、本日17日で24年となります。

日本の国土面積は、地球上の陸地の約400分の1にすぎないのに、日本列島およびその周辺から吐き出される地震や火山噴火のエネルギーは、地球全体の約10分の1に達している。

日本列島は約7割が山地で、しかも地質は脆弱なうえ、多くの断層・構造線が走っている。梅雨前線や台風などによる豪雨もあり、年平均降水量は世界平均の973㎜に比べ、日本は約2倍の1,714㎜と世界で4番目の多雨国である。活火山は111を超え、世界第2位。マグニチュード8.0以上の大地震も世界の約2割が日本で発生している。

このような自然環境に加え、土砂災害等が常時発生するリスクと宿命を負っている(防災士 土師萌)。

参考:防災士教本P.173、P.215 認定特定非営利活動法人 日本防災機構 編

日本付近では、大陸プレートの北アメリカプレートとユーラシアプレートがぶつかりあい、海洋プレートの太平洋プレートとフィリピン海プレートがその下にもぐりこんでいます。

フィリピン海プレートは主にユーラシアプレート(一部北アメリカプレート)の下にもぐりこみ、太平洋プレートは北アメリカプレートとフィリピン海プレートの下にもぐりこんでいます。関東の地下は北アメリカプレートの下にフィリピン海プレート、さらに下に太平洋プレートがもぐりこむという複雑な構造をしています。

また、なぜわたしたちはいつも危険を冒しているのですか。(コリントの信徒への手紙一15章30節)