悔い改め

▶わたしは愛する者を皆、叱ったり、鍛えたりする。だから、熱心に努めよ。悔い改めよ(黙示録3:19)。

▶菜根譚 前集18項
蓋世功労、当不得一個矜字。
弥天罪過、当不得一個悔字。

世を蓋(おお)うの功労も、一個の矜(きょう)の字に当たり得ず。
天に弥(わた)るの罪過も、一個の悔(かい)の字に当たり得ず。

罪は悔改めることによって消える。
一時代を圧倒するような大きな功績(手柄)も、それを誇る(=矜)ようでは台無しとなってしまう。
空一面に轟く様な大きな罪も、悔いの一文字に太刀打ちできない(悔いて反省すれば帳消しになる)。
自分のした罪を認め、詫び、償い、同じ過ちを繰り返さないためのあらゆる努力をしなければならない。

▶人聖人に非ず。誰か過ち無からん。過ち有りと雖も、之を知りて能(よ)く改むれば、即ち過ち無きに帰す(「慎思録」貝原益軒)。

▶過ちて改めざる、是を過ちと謂う(「論語」孔子)。

[参考]聖書には、「悔い改め」という言葉が全部で62回登場します。
旧約聖書には、6回登場(聖句数6)し、新約聖書には、56回(聖句数52)します。
悔い改め