新型コロナウィルス感染症第3波が日増しに拡大し、高齢者の感染リスクや重症患者の増加、医療体制確保の懸念といった深刻な問題が連日報道されています。市内の新規感染者も増加傾向にあり、市民の皆さまには今一度、気を引き締めて、万全の感染防止対策を講じていただくようお願いしているところです。

このような不安や緊張の生活が続く中で、残念なことに、感染された方や医療従事者に対する偏見や差別の感情が一部で見受けられます。先ごろ市内の介護保険事業所において三田市で初めてとなるクラスターが発生しましたが、社会的責任をもって事実を公表した施設に対して、誤った情報や認識、一時の感情に基づいた誹謗中傷の言葉が投げつけられるという悲しい状況が生じました。このような心ない行為は絶対にあってはなりません。

WITHコロナの新しい生活様式の中で、ひとりひとりが感染症対策に取り組み、ひとりひとりがその役割を担うことで、今ある社会生活を維持することが可能となります。特に、医療関係はじめ感染症対策に従事する方、高齢者や基礎疾患などハイリスクを抱える方々を対象とする施設やサービス業に従事する方々は、自らの感染リスクの心配とも闘いながら事業の継続に取り組んでいただいており、今後も多くの支援が必要な状況です。

感染が拡大する中で、それぞれが不安な気持ちを抱えた日常生活を強いられていることとは思いますが、市民の皆さまには、冷静に、人権にも配慮した思いやりある行動をとってほしいと切に希望しています。

これからも「自分を守り、人を守り、三田を守る」ために、新しい生活様式による基本的な予防対策を怠らず、「うつらない、うつさない」を心がけて、感染リスクを避ける行動を再度徹底いただきますようお願いします。

令和2年12月4日 三田市長 森 哲男
https://www.city.sanda.lg.jp/shiseijouhou/kouhou/shichou_kaiken/20201204shityomessage.html

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