神殿での少年イエス
ルカによる福音書2:41~42
さて、両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。
ユダヤ人男子は、13歳になった時が成人とされます。そして、上記聖句にあるように、13歳になった時に宗教的共同体の中で全責任を取れるように、「12歳」で準備をしました。

13歳になった男児が「バル・ミツバ」、12歳になった女児が「バット・ミツバ」と呼ばれます。ミツバとはユダヤ教の戒律のことで、戒律を守ることが出来る年齢が成人だとされます。ただし、ここでの「成人」という言葉は、結婚可能とか、生計を立てられるとか、選挙権があるという意味で使われるのではなく、神の前に戒律を守る、すなわち、自分の行為で許されることと許されないことを認識し、自分の行動に責任を持てる年齢に達したという意味での「成人」とされています。
ユダヤ教の儀式として、13歳になった男子はシナゴーグ(ユダヤ教会)で初めて聖書を朗読します。そして、この日に、ユダヤ教徒として数に加えられるのです。

週日の祈りの際、ユダヤ人男子は「聖句箱」を2つ身に着け、祈ります。
聖句箱(PDF版)
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Q:過越祭という言葉が最初に出て来るのは、下記の聖句です。
●に入る数字(半角)がパスワードです。今回も、質問が簡単ですので、答え(パスワード)の発表はしません。
→出エジプト記●●章●●節
主はモーセとアロンに言われた。「過越祭の掟は次のとおりである。外国人はだれも過越の犠牲を食べることはできない。