LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略
3ステージ〔教育→仕事→引退〕の人生からマルチステージの人生へ

時間を取って、学び直しとスキルの再取得に投資する。
・3ステージの人生からもっと自由に、もっと柔軟に、もっと自分らしい人生を選ぶ。
・柔軟性をもち、新しい知識を獲得し、新しい思考様式を模索し、新しい視点で世界を見て、力の所在の変化に対応し、ときには古い友人を手放して新しい人的ネットワークを築く。
・新しい役割に合わせて自分のアイデンティティを変えるための投資、新しいライフスタイルを築くための投資、新しいスキルを身につけるための投資が必要。人生がマルチステージ化すれば、生涯を通して投資が行われる。従来は余暇時間と見なされていた時間も、そのために用いられるようになる。
→余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やす。

最近までは、年齢を重ねるにつれて、脳の機能は衰える一方だというのが常識だった。しかし、科学界の考え方は変わりつつある。筋肉を鍛えるように、
脳を繰り返し使用して訓練を積めば、機能を高めたり、ダメージからの回復を後押しできる。(逆に、使わなければ、脳は次第に衰えていく)

自己再生、つまり精神の健康と幸福感を維持し、活力資産の形成に役立つのは、前向きな親しい友人たちのネットワーク(Posseポッセ)である。それは、深く結びついた友人同士の間で成立し、長い時間をかけて形作られる。

3つの無形資産と3つの資産を形成する必要性
→所得を得る「生産性資産」、心身の健康を維持する「活力資産」、変化に柔軟に向き合う「変身資産」
❶生産性資産 人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素。
→スキルや知識に加えて仲間、評判や信頼など。
❷活力資産 肉体的・精神的な健康と幸福のこと。
→健康、友人関係、パートナーやその他の家族との良好な関係など。幸福感と充実感をもたせる活力になる資産のこと。
❸変身資産 100年を生きるうえで起こる変化に対応するために必要な資産。
→自分についてよく知っていること、多様性に富んだ人的ネットワークをもっていること、新しい経験に対して開かれた姿勢をもっていることなど。

[参考]
タイトル:LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
The 100-Year Life Living and Working in an Age of Longevity
著者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット / 池村 千秋 訳
出版社:東洋経済新報社 ISBN978-4-492-53387-1