婚縁でつながった最悪の指導者「エルヤシブ」と「トビヤ」

トビヤ(アンモン人とされるが実際はイスラエル人、一説ではアンモン地方の長官、指導者であったとも言われる)

サンバラトと一緒にネヘミヤの城壁工事を妨害した地主階級に属するイスラエル(ユダヤ)人。サンバラトが城壁工事をあざ笑うために現場へ出かけると、トビヤも後からついていって人々を馬鹿にした(ネヘミヤ3:35)。その後もトビヤはサンバラトらと行動を共にして城壁工事の妨害工作を続けたが、彼は金持ちでユダの貴族たちとも姻戚関係にあり、その関係を通じてネヘミヤの行動を探る役目をはたした。トビヤは自分の利益ばかり考え、信仰心など持たない男だった。ネヘミヤが一時期エルサレムを留守にしたときには、縁故のある祭司エルヤシブを動かし、神殿の祭司室を個人的に利用してしまった。帰ってきたネヘミヤは憤り、トビヤの家具類を外に投げ出した(同13:7、8)。

エルヤシブとトビヤ

※上記の聖句は、聖書研究ソフト「聖書Navi Active」により検索、抽出しています。