義人の象徴とされる鳥 イスカ

ヨーロッパ、アジアの北部や北アメリカに広く分布する。日本には冬鳥として渡来する。
樹木の種子や小さな昆虫をえさとする。特にマツの種子を好む。
イスカのくちばしは左右互い違い(写真参照)になっており、このくちばしを使って、マツやモミなどの針葉樹の種子をついばんで食べる。

西洋では、イエス・キリストが十字架に釘で貼り付けになったときに、その釘を引き抜こうとしたため、このようなくちばしになったという伝承がある。そのため、キリスト教文化圏ではイスカは「義人」の象徴とされる。

写真:ishisan.exblog.jp

ヨハネによる福音書20章25節
そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」