幸せって

ある方から、こんなメールをいただきました(以下、そのまま紹介します)。

ある裕福なおばあさんが、有名な心理学者のエリクソン博士を訪ねて言いました。
「私はお金には全く不自由していないのですが、私ほど不幸な人はいません。寂しくてたまりません。」

博士は老婦人に一つの宿題を出しました。
「あなたが行っている教会に所属している人の誕生日のリストをもらいなさい。そして、誕生日を迎えた人に、あなたが好きだという庭仕事で育てた花にきれいなカードを添えて置いて来なさい。誰にも知られないようにするのですよ。」

その老婦人は、早速その宿題を実行しました。
そのうちに、この町では天使が誕生日にすみれの鉢をお祝いに持ってきてくれるという噂がたちました。

老婦人が再びエリクソン博士に電話をした時、「あなたはまだ不幸ですか?」と博士が尋ねると、その人は「えって、私が不幸ですって?そんなこと言いましたか?」と忘れていたほどでした。

その年のクリスマス、老婦人の門には匿名のプレゼントがたくさん置いてあり、驚き喜びました。町中の人が、贈り主を調べて、自分たちも同じことをしたのです。

幸せの種を蒔くと、立派な花になってやがて返ってきます。
まず、自分から愛の種をまきましょう。
小さくとも、種まき自体も喜びです。

私たちの教会でも、たくさんの花を植えています。
確かに、日々の手入れは大変ですが、きちんと手入れをし、育ててあげれば、綺麗な花が咲いて、感動を与えてくれます。

私たちは日々の事に追われ、忙しくしています。
でも、敢えて、時間をさいて、心の癒しを取らなければ、人間は体を壊してしまいます。
敢えて、時間を取り、いろんなことにチャレンジしてください。そうすれば、「敢えて」ではなくなり習慣になります。
そして、神様からの「タレント」というプレゼントをいただいたということに、ふと気づくと思います。

「朝、種を蒔け、夜にも手を休めるな。実を結ぶのはあれかこれか/それとも両方なのか、分からないのだから。」 (コヘレトの言葉11章 06節)