長い祈りと心の祈り

▶各時代の希望「第66章論争」より
パリサイ人たちが沈黙したとたんにサドカイ人たちが巧妙な質問をもって進み出た。サドカイ人とパリサイ人は互いに激しく対立していた。パリサイ人は言い伝えを厳格に守る人たちであった。彼らは外面的な儀式に厳格で、手足を洗うことや、断食や、長い祈りを励行し、施しを見せびらかした
しかしキリストは、彼らが人間の戒めを教理として教えることによって、神の律法をむなしくしていると宣言された。彼らは階級としては頑迷であり、偽善的であった。しかし彼らの中には真に敬虔な人たちがいて、その人たちはキリストの教えを受け入れて弟子となった。サドカイ人はパリサイ人の言い伝えを否定していた。彼らは、口では聖書の大部分を信じ、それを行為の原則とみなすと言っていたが、実際には懐疑主義者であり、物質主義者であった