ソロモン王が愛した花「シクラメン」
シクラメンはイスラエルやトルコを含む地中海沿岸地域が原産です。シクラメンをヘブル語で「ラケフェット」と呼びます。日本では「豚の饅頭」(Sow Bread)と呼ばれるシクラメンですが、「ネゼル・シュロモー(ソロモンの冠)」という名誉ある名前も持っています。
撮影:2022年12月15日 土師 萌
・・・ある時、ソロモンは岩陰にちょこんと座ってお辞儀をしているように咲いているシクラメンに目がとまりました。けなげに咲くその花は、ソロモンの目には麗しく写るのでした。王は「この花こそ、私の王冠にふさわしい花だ。おまえのけなげさを私の品性にひとつにしたい」と声をかけました。こうしてソロモンの王冠はシクラメンのかたちになったと伝えられています。
われを汝の心におきて印(おしで)のごとくせよ・・・其の愛は強くして死のごとくなればなり。 ~「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル~
雅歌8:6(文語訳)
われを汝の心におきて印のごとくし なんぢの腕におきて印のごとくせよ 其の愛は強くして死のごとく 嫉妬は堅くして陰府にひとし その熖は火のほのほのごとし いともはげしき熖なり