この人、そして東大って、大丈夫???

東大入学式(2022.04.12)での、河瀨直美氏(映画監督、映画作家)の祝辞が、国際政治学者たちから相次ぐ批判を受けています。

これについてメールをいただきました。一部を紹介します。

・・・彼女が言う「ロシアの正義」とは何か。
その点の説明をしないで、「どっちもどっち論」を展開するのは、極めて悪質で、傲慢な態度だと思います。そもそも、国際政治の専門家でもない人物が、このように断定的な発言をすること自体、驚きです。多くの人がロシアを悪と考えるのは、ロシアが侵略戦争を仕掛けたからです。
・・・国際法の成り立ちをどの程度理解しているのか。
万が一、ロシアに万人が納得できる「正義」があるとしても、それだけでロシアのウクライナ侵攻を認めるわけにはいきません。人類は、正義と正義のぶつかり合いが原因の戦争を避けるために、さまざまな工夫を重ねてきました。国連の存在もそうですし、国際法の体系(特に、戦時国際法)の成立も、そうです。ロシアの侵攻は国際法違反であるという視点から議論を進めないと、永遠に解決は得られません。・・・

皆さんは、どのように思われますか?

ヨブ記34:4
わたしたちは何が正しいかを見分け/何が善いかを識別しよう。