143 祈りについての教え
ルカによる福音書18:1~14

▶「やもめと裁判官」のたとえ(ルカによる福音書18:1~8)→祈りを聞いてくださる神

01イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。

02「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。

03ところが、その町に一人のやもめがいて、(たびたびこの)裁判官のところに来ては、『(どうか、不当な)相手を(正当な裁きで)裁いて、(正義をもって)わたしを守ってください』と言っていた。
→(リビング・バイブル)同じ町に住む一人の未亡人が、たびたびこの裁判官のところへ押しかけ、『訴えられて困っています。どうか私を守ってください』と願い出ました。
→(回復訳)その町に一人のやもめがいて、いつも彼の所に来ては、『わたしの相手に復讐して(→or正義をもたらして)ください』と言っていた。
→当時のユダヤの習慣では、夫を亡くし、子供がいない女性を援護し、面倒を見る者はいなかった。やもめは抑圧された階層の代表的な人で、社会の底辺に居て収入の道が閉ざされ、生きていくことが非常に大変だった。