099 誰が一番偉いか(いちばん偉い者)

マルコによる福音書9:33~37、マタイ18:1~5、ルカ9:46~48

マルコによる福音書9:33~37

33一行はカファルナウムに来た。
家に着いてから、(受難の道を歩んでおられた)イエスは(自己実現の道を歩もうとしていた)弟子たちに、「途中で何を議論していたのか」とお尋ねになった。

34彼らは(イエスに自分たちの心まで見抜かれることに恥ずかしくなり)黙っていた。途中で(ユダヤ人にとって、極めて重要な序列について)だれがいちばん偉いかと議論し合っていたからである。
→(ルカによる福音書14:7~11)イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。「婚宴に招待されたら、上席(じょうせき)に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」
→(ルカによる福音書20:46~47)「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」