👿トゥキディデスの罠 Thucydides Trap

トゥキディデスはBC5世紀後半から4世紀初頭まで活躍したギリシアのアテナイ(アテネの古名)の歴史家で、将軍として参加したペロポネソス戦争の経緯を詳細に記録した、「ペロポネソス戦史」を残した古代ギリシアの歴史家です。

ペロポネソス戦争は、BC5世紀の終わり(前431~404年)、ギリシアの二大ポリス(都市、都市国家、市民権または市民による政体)、アテネとスパルタの対立から起こった戦争。スパルタの勝利に終わったが、長期化によりポリス社会は衰退に向かった。

トゥキディデスは、「アテナイの興隆と、それを懸念したスパルタという関係が戦争を避けられない状態にした」と書いているが、このように、新興国家が覇権国家に取って代わろうとするとき、二国間で生じる危険な緊張の結果、戦争が不可避となる状態を、米ハーバード大学教授で国際政治学者のグレアム・アリソン(Graham Allison)は「トゥキディデスの罠」と呼んだ。

ガラテヤの信徒への手紙2:6
おもだった人たちからも強制されませんでした。――この人たちがそもそもどんな人であったにせよ、それは、わたしにはどうでもよいことです。神は人を分け隔てなさいません。――実際、そのおもだった人たちは、わたしにどんな義務も負わせませんでした。