089 耳が聞こえず、舌の回らない人をいやす

マルコによる福音書7:31~37

31それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経て(主に異邦人が住み、ユダヤ人も多く住んでいた)デカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。

32人々は耳が聞こえず舌の回らない(→ギリシア語で「mogilalos」:明瞭に話せない)人を連れて来て、その上に手を置いて(癒して)くださるようにと願った。
→ユダヤ法では、ハンディを持つ人は、律法を守れるほどの教育を受けていないとの理由から、律法の義務から除外されていた。従って、女性、奴隷、知的障害者、未成年者と同等の扱いを受けた。