脛に傷持つ
「みんな同じだ。相手がどんな言葉を待っているか分かっているのに、その言葉をかけてあげられない。」
「私は彼女が欲しがっている幸せを分かっているのに与えられなかった。そのうえ、自分が求める幸せを押し付けて、彼女を苦しめた。私の人生は後悔ばかりだ。」
********************(ドラマ「ダークスーツ」羽柴会長の言葉)
神は罪人を救うために、敢えて「脛に傷持つ者」を選ばれている。
罪・過ちを犯す人間の気持ちを分かりながら、なおかつそれを乗り越えて生きる喜びを知る人間を神は選び、その働きを託されている。
キリスト教最大の伝道者であるパウロも、教会の迫害者でした。ステファノの殺害の際にも首謀者の一人でした。しかしイエス・キリストと出会って、命をかけて伝道する者へと変えられていきました。
サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。 (使徒言行録9章4節)
なぜか、この人を思い出しました。
岡林信康:1946年7月22日生まれ。近江兄弟社中学、滋賀県立八日市高等学校を経て、1966年に同志社大学神学部入学(中退)。熱心なキリスト教信者であったが、実家の教会の不良少女の扱い(お祈りをさせないなど)に疑問を感じ「脱出」、その後社会主義運動に身を投じる中で、高石ともやに出会いギターを始める。実家は教会で、父親は牧師。