教会もしなければならない「リスク管理」「危機管理」
(2018年9月掲載の再掲載)

リスク管理(リスクマネジメント)→BCP(Business continuity planning)の策定

リスク管理は、これから起こる可能性のある危機・危険に備えておくための活動(まだ起きていない事態に備えること)で、想定されるリスクが“起こらないように”、そのリスクの原因となる事象の防止策を検討し、実行に移すことです。それに基づき、BCP(Business continuity planning、事業継続計画:災害などの緊急事態が発生したときに、損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画、例えば「非常時対応マニュアル」等)を策定します。

危機管理(クライシスマネジメント)→CMP(Crisis management planning)の策定

すでに起こってしまったトラブルに関して、事態がそれ以上悪化しないように状況を管理(すでに起きてしまった事態への対応)することで、危機が発生した場合に、その負の影響を最小限にするとともに、いち早く危機状態からの脱出・回復を図ることが基本となります。例えれば、企業活動の継続や企業自体の存亡を左右する危機的状況が起きた場合の対処方法のことを指します。

危機管理では「危機は必ず起こる」「その時に自社を含めて世の中がどうなっているかわからない」「想定外の事象」を前提し、被害を最小限に抑える、二次的被害を回避する、速やかに復旧を図ることが主眼になります。このために必要なのがCMP(Crisis management planningクライシスマネジメントプラン)の策定です。