マンドレイク
(mandrake、恋なすび、恋茄子、マンドラゴラ、マンダラケ、曼荼羅華)

創世記(恋なすび)と雅歌(恋なす)にしか出てこない「マンドレイク(恋なすび、恋茄子、マンダラケ)」ですが、ヘブライ語で「ドゥダイーム」と言います。紫の花を咲かし、その実はミニトマト(小さいトマト)ほどで、オレンジ色または赤みを帯び、5月頃成熟する。麻薬効果(快楽効果があるが、禁断症状もある)を持ち、古くは鎮痛薬、鎮静剤、瀉下薬(下剤・便秘薬)として使用されたが、毒性が強く、幻覚、幻聴、嘔吐、瞳孔拡大を伴い、時には死に至るため、現在薬用にされる事はない。

今では普通に食べているトマトですが、もともとは観賞用として育てられ、しかも、マンドレイクに似ていたため、「悪魔の実」と呼ばれた。