“夏風邪”ヘルパンギーナが長野で流行

“夏風邪”ヘルパンギーナが長野で流行

長野県で「ヘルパンギーナ」が流行、1医療機関当たりの患者数が8.57人となり、国の警報レベル(基準値6人)を超えたとニュースにありました(2018.08.03)。

夏の暑い期間はじつは免疫力が低下しやすい季節でもあり、クーラーの当たり過ぎや寝苦しい夜による睡眠不足、夏バテによる食欲不振など、体力を消耗して熱中症はもちろんのこと、風邪にかかりやすい状態になりがちです。ヘルパンギーナは、6月から初夏にかけて流行し、乳幼児(4歳以下)に多く見られる夏風邪(ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)など)のウイルス性の感染症で、感染者の咳やくしゃみでウィルスが飛び散り、それを吸い込むことで感染する。2~4 日の潜伏期を経過し、突然の38度以上の高熱、口内に痛みを伴う水疱が特徴。

その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスで発症する場合もある。まれに大人も発症することもある。ヘルパンギーナには予防接種はなく、また発病を予防できる薬もありません。

発病しても重症化することはほとんどなく、ほとんどの人が子どもの頃にかかって、免疫をつけてきた感染症のひとつです。

図出所:産経ニュース

疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。 (マタイによる福音書11章28節)