仲介(仲保)者と仲裁者

仲介(口語訳聖書:仲保)とは、神と人との間の宥和(ゆうわ:ゆるしてなかよくすること)媒介(ばいかい:双方の間に立って取り持つこと)をする人で、イエス・キリストをいいます。

天には、人間ではなく、神が備えられた真の幕屋なる聖所があるとされ、イエス・キリストは昇天してわれわれの大祭司となり、仲保の働きをされておられます。

間違えやすいものに、仲買(なかがい、ちゅうかいとは読まない)がありますが、仲買(ブローカー)とは、問屋と小売商あるいは生産者と問屋との間に立って、売買の媒介を業とする人をいいます。

仲介は、聖書には6聖句に6回登場しますが、「仲買」は登場しません。

仲裁(ちゅうさい)とは、当事者の合意に基づき、第三者(仲裁人)の判断(仲裁判断)による紛争解決を行う手続をいいます。

仲裁は、聖書には3聖句に3回登場します。