グーテンベルク印行「42行聖書」

母校「関西学院大学図書館」所蔵のグーテンベルク印行「42行聖書」(原本、日本には3部しかない)を見に行ってきました。(2022.03.14 土師 萌

ドイツ・マインツの金細工師ヨハン・グーテンベルクが発明した活版印刷術により、1455年頃(日本は室町時代)に180部作成されたうち、現存している48部(完本並びに不完全本を含む)の一つです。
関西学院が購入したもので、さすがに購入金額は教えてもらえませんでした(笑)。

ほとんどのページが42行で組まれていることから「42行聖書」と呼ばれています。

直に見ましたが、印刷後、約570年経っているにも関わらず、印字は全くにじみがなく鮮明で、本当にきれいなものでした(紙質も今より当時の方がいいと言われています)。

聖書の箇所は、ホセア書11:9~14:10、ヨエル書の全文です。