「不易」はいつまでも変わらないこと、「流行」は時代時代に応じて変化すること、を言います。
俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の中で見出した蕉風俳諧の理念です。
芭蕉は、「不易流行」をこのように読んでいます。
「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」
簡単に言えば、「良い俳句を作るためには、まず俳句の基本、基礎を学ぶことだ。でも、時代の流れ(新味)も大事だ。今を見ず、古きことばかりに固執していて、新しさ、斬新さを分からないと、時宜に適した良い俳句なんか作れない。」ということだろう。
聖書にこんな記述があります。
・・・すると、片手の萎(な)えた人がいた。人々はイエスを訴えようと思って、「安息日に病気を治すのは、律法で許されていますか」と尋ねた。
そこで、イエスは言われた。「あなたたちのうち、だれか羊を一匹持っていて、それが安息日に穴に落ちた場合、手で引き上げてやらない者がいるだろうか。
人間は羊よりもはるかに大切なものだ。だから、安息日に善いことをするのは許されている。」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆(マタイによる福音書12章 10~12節)
安息日は週の七日目であり、神が天地を創造された後、休まれた日を言います。つまり、安息日に人を治すことは労働と見なされ、「安息日には、いかなる仕事もしてはならない」(出エジプト記20章10節)という律法(規律)に違反することになります。
あいさつ中に土俵の上で倒れた舞鶴市長(男性:医師)を救命措置した女性看護師(相撲において、土俵は女人禁制となっている。理由は諸説あるらしいですが、相撲歴の中では、なぜ女人禁制になったかは明確に記されていない)に対する、相撲協会行事のアナウンス(女性は、土俵から降りてください)を思い出します。