113 生まれつきの盲人をいやす(2)
ヨハネによる福音書9:13~41

▶ファリサイ派の人々、事情を調べる

13人々は、前に盲人であった人をファリサイ派の人々のところへ連れて行った。

14イエスが土をこねてその目を開けられたのは、安息日のことであった
→安息日は、金曜日の日没から始まり、土曜日の日没に終わる。律法では、ユダヤ人やその奴隷が安息日に働くことを禁じられていた(出エジプト記20:8~11、申命記5:12~15)。盲人を癒した時、イエスは安息日の律法に違反したと非難された。
→ファリサイ派の人々は、命の危険がない限り、安息日に癒しを行うのは律法違反だと考えた。しかし、神は、人のために定められた安息日に恵みの業を行うことを禁止してはおられなかった(イエスは、口伝律法を完全否定された)。
→マルコによる福音書2:27b 安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。

15そこで、ファリサイ派の人々も、どうして見えるようになったのかと尋ねた。

彼は言った。

「❶あの方が、わたしの目にこねた土を塗りました。そして、❷わたしが洗うと、❸見えるようになったのです。」→生まれつきの盲人の単純な証し(神の責務と人の責務が表現されている)