052 幸い(山上の説教Ⅱ)
マタイによる福音書5:3~12(ルカによる福音書6:20~26) 八つの大切な教え

「❶心の(→直訳:霊において)貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。
→神のみに信頼を置き、自己の人間としての内面的貧しさに気付いている人々⇔傲慢な人々

❷悲しむ人々は、幸いである、/その人たちは慰められる。
→罪に対する感受性が豊かな人々

❸柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。
→神の権威を認め、神への絶対的な信頼があり、神に従い、神の恵みによって生きている人々

❹義に飢え渇く(→義を行いたいと願う)人々は、幸いである、/その人たちは満たされる。
→聖い生活を渇望し、完全な基準に基づき生きたいと、霊的に飢え渇いている人々

❺憐れみ深い人々は、幸いである、/その人たちは憐れみを受ける。
→他者の必要に敏感で、他者に目を向けることができる優しい人々

❻心の清い人々は、幸いである、/その人たちは神を見る。
→信仰による救いの結果として、魂の奥底に真理が宿り、神に喜ばれる行動が取れる人々

❼平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。

❽義のために迫害される人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。

わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより 前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」