アメイジング・グレイス

Amazing Grace アメイジング・グレイス

作詞:ジョン・ニュートン (John Newton,1725–1807)。作曲:不詳。
母親は幼いニュートンに聖書を読んで聞かせる敬虔なクリスチャンだった。成長したニュートンは、商船の指揮官であった父に付いて船乗りとなったが、のち、黒人奴隷を輸送するいわゆる「奴隷貿易」に携わり富を得るようになった。

彼が22歳の時、船(グレイハウンド号)が嵐に遭い浸水、転覆の危険に陥った。今にも海に呑まれそうな船の中で、彼は必死に神に祈った。敬虔なクリスチャンの母を持ちながら、彼が心の底から神に祈ったのはこの時が初めてだった。船員総出の努力の甲斐があってか、船は運よく難を逃れた。それ以降、酒や賭け事、不謹慎な行いをやめ、聖書や宗教的書物を読むようになった。しかし、その後も数年間、依然として奴隷貿易に従事し続けた。1755年、病気で船を降り、勉学と献金を重ね、牧師となった。そして1772年、「アメイジング・グレイス」(すばらしき恩寵)が作詞されたのである。

歌詞の中では、人を売買する奴隷貿易船の船長となったこのならず者、償い切れない罪を犯した者を、罪の中に捨てられた者を、主は見出し救ってくださった、と神の驚くべき恵みが歌われている。

アメージング・グレイス
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる
道を踏み外しさまよっていた私を 神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを 今は見出すことができる
神の恵みこそが 私の恐れる心を諭し
その恐れから心を解き放ち給う
信じる事を始めたその時の神の恵みのなんと尊いことか
これまで数多くの危機や苦しみ、誘惑があったが
私を救い導きたもうたのは 他でもない神の恵みであった
主は私に約束された
主の御言葉は私の望みとなり 主は私の盾となり 私の一部となった
命の続く限り
そうだ この心と体が朽ち果て そして限りある命が止むとき
私はベールに包まれ 喜びと安らぎの時を手に入れるのだ
やがて大地が雪のように解け 太陽が輝くのをやめても
私を召された主は 永遠に私のものだ
何万年経とうとも 太陽のように光り輝き
最初に歌い始めたとき以上に 神の恵みを歌い讃え続けることだろう

Amazing Grace Bagpipes – The Snake Charmer ft. Barcelona Pipe Band

The Most Beautiful “Amazing Grace” I’ve ever heard


わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。 (ヨハネによる福音書1章16節)