沈黙 遠藤周作

島原の乱(1638年/寛永15年1月下旬、島原・天草地域で引き起こされた、百姓を主体とする大規模な武力闘争事件)が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴ(イエズス会、ジュゼッペ・キアラ神父とされる)は、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる。

神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかけた長編小説です。

沈黙を含む聖句(抜粋)
静かにを含む聖句(抜粋)
これらの聖句を読むと、人生を生きる上でのヒントが記されています(土師 萌)。