128 群衆への教え(2)

ルカによる福音書13:1~9

悔い改めなければ滅びる

01(前回の箇所の続き)ちょうどそのとき、(イエスを見張るように命じられた、律法に精通した)何人かの(ユダヤ)人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。
→ピラトは、ユダヤを担当していたローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督(タキトゥスによれば皇帝属領長官、在任:AD26~36)。ピラトはエルサレムに居る時、神殿を見渡せるアントニアの要塞に住んでいた。AD1世紀のユダヤ人歴史家ヨセフスは、ピラトがユダヤの神殿や宗教的習慣を軽視する冷酷で残忍な指導者であると記している。しかし、通常、ローマの指導者たちは神殿での礼拝には干渉しなかった。