西高東低
陸地は気温が下がると冷えやすく、空気も冷える。空気は冷えると密度(同じ体積中に含まれる空気の分子数)が大きくなり、重くなる。重くなると、空気は上空から地上に向かい降りてくる。どんどん降りてくるから地上では空気が濃くなり、気圧(空気の圧力)が高くなる。こうして、アジア大陸北部などの大陸では、寒冷の高気圧ができる。これが、シベリア寒気団(シベリア高気圧)である。
これに対して、海(水)は冷めにくいので、太平洋の上は、冬にあまり寒くならない。空気は、暖かいと軽くなり、上空へ昇っていき、地上では空気が薄くなり、気圧が低くなる。こうして、低気圧ができる。
こうして、下図(左)のような西高東低の気圧配置となるのです。
水と同じように、空気も気圧の高いところから低いところに流れるので、日本にどんどん冷たい空気が入ってきて、日本は寒冷化、本格的な冬がやってきます。
わたしはこの世のすべての者がたどる道を行こうとしている。あなたは勇ましく雄々しくあれ。 (列王記上2章2節)