029 ガリラヤ伝道
▶ ヨハネによる福音書4:43~46
二日後、イエスはそこ(→サマリア)を出発して、ガリラヤへ行かれた。イエスは自ら、「預言者は自分の故郷(→ナザレ)では敬われないものだ」とはっきり言われたことがある。ガリラヤにお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも(過越しの)祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。イエスは、再びガリラヤのカナに行かれた。
→シケム(シカル)周辺の多くのサマリア人は、イエスを神が選んだメシアと信じた。しかし、ガリラヤにある故郷ナザレの多くの者たちは、イエスをメシアとして受け入れないことをイエスは察知していた。
→ナザレの北北東6kmのケフル・ケンナ(Kafr Kanna)がカナとされていたが、現在はナザレの北14kmのキルベト・カーナ(Khirbet Qana)の遺跡とされている。