ローマの七丘(ローマのしちきゅう)
ローマの市街中心部からティベリウス川東に位置する、古代ローマ時代の七つの丘のことで、都市ローマの基礎を形作った。
都市ローマの起源となったローマの七丘は、❶クィリナリス(クイリナーレ)、❷ウィミナリス(ヴィミナーレ)、❸カピトリヌス(カンピドリオ)、❹エスクィリヌス(エスクイリーノ)、❺パラティヌス(パラティーノ)、❻カエリウス(チェリオ)、❼アウェンティヌス(アヴェンティーノ)の7つである。
※カッコ内は現代のイタリア語での表記。
セルウィウス城壁
BC4世紀初め、ローマを取り囲んでいた防御用城壁である。壁の高さは最高で10mで、基部の幅は3.6m前後、全周は11kmである。16の大門(参照:上右図)があったとされているが、その多くは文献に記されているだけで、遺構は発見されていない。