自然現象(虹の七色)と音階(レ~レ)の調和
グアムから約1時間、ミクロネシアの海に浮かぶ直径34mの小さな島『ジープ島』
出典(写真):https://activityjapan.com/column/20150803_jeepisland/
虹の七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)は「万有引力の法則」を発見したアイザック・ニュートンが考え出しました。
ニュートンは、音間と光(色)の境界線が対応していると考えました。
ニュートンが「7色」としたのは、音楽(ギターの原型となった「リュート」という楽器の指で押さえる場所)と関係づけて「各色の帯の幅が、音階の間の高さに対応している」と結論(太陽の光をプリズムで分けても、光はくっきりと7つに区切れたりせず、はっきり7色と見たわけではない)付けました。ただ、今の教科書では、虹は7色ではなく、6色(赤、オレンジ、黄、緑、青、紫)とするものが多くなっているそうです。
(参考:NHK「チコちゃんに叱られる」)
[参考]
ドレミファソラシド(イタリア語)の元となったのは「聖ヨハネ(バプテスマのヨハネ)賛歌」(ドレミの父といわれる中世イタリアの修道士であり音楽家のグイード・ダレッツォ作詞、作曲)です。
「聖ヨハネ賛歌」は、第1節から第6節まで、その節の最初の音はそれぞれドレミファソラシドの音になっており、それぞれの冒頭から「Ut、Re、Mi、Fa、So、La」という階名が作られました。そして「Ut」は、発音しにくいため「主」を示すDominusの「Do」に変更されました。後に「聖ヨハネ賛歌」の最後の歌詞から「Si」が加えられ、現在使われている「ドレミファソラシ」が完成しました。
しもべたちが
声のびやかに
汝の数々の奇跡を歌えるように
汚れたくちびるの
罪を赦したまえ
聖なるヨハネよ
また、ニュートンはこんなことも残している。
「早ければ2060年に世界の終末」
聖書研究に没頭したアイザック・ニュートン(1642~1727、近代物理学の父、英国の科学者)が、1704年に、世界の世紀末を2060年と予測した手記(1930年代後半に競売に出されたもので、入手したユダヤ人学者がイスラエル政府に寄贈した)があり、現在はイスラエルのヘブライ大図書館で保管されています。
ニュートンは、聖書の「ダニエル書」に書かれている暗示的な表現から「2060」という数を割り出したとされ、世界の終末はこの年以降に訪れることを強調しました。暗号めいた(?)記述で知られる「ダニエル書」を読み解いて「やがて世界の終わりが来る。だが、すぐにそうなる理由は見いだせない」などと独自の分析も加えています。ちなみに、ニュートンがダニエル書のどの表現からこのような予測を立てたのかについては不明です。
〔参考〕http://www.asahi.com/science/update/0621/TKY200706210132.html
◆◆◆◆BY JAPAN JOURNALS LTD www.japanjournals.com 6/19
月の光によってできる虹「月虹」(げっこう)
撮影日時:2012年1月7日19時38分(日本時間)、撮影者:花山秀和、著作権:国立天文台